「全国豊かな海づくり大会:東京」のプレイベント「お台場鳥の島海浜清掃」の渡船業務に協力しました。
宮内庁の三大行事の一つ「全国豊かな海づくり大会」は毎年各都道府県持ち回りで開催されています。今年はいよいよ東京で開催(10月31日、東京海洋大学)されますが、このプレイベントととして、「海の日」を中心とした日程で「全国一斉海浜清掃旗揚げ式」があり、本大会へ向けた機運の盛り上げが図られました。
式典は7月19日、お台場の港陽小学校で10時より開催されました。参加したのは、主催者の社団法人海と渚環境美化推進機構とNPO日本渚の美術協会が募集した海浜清掃に関心が高い約100名の親子です。
式典後はお台場鳥の島の海浜清掃です。ここで当会の出番となりました。お台場の水上バス桟橋から、都合4隻の小船で、参加親子とスタッフ、NHK等報道の人々を、鳥の島までピストン搬送したのでした。
作業は単純な渡船でしたが、いやー大変でした。人々が水上バス桟橋にやってきたのは11時を過ぎていました。夏休みが始まったばかりの日曜日、しかもお昼どきとあって、水上バスが次から次へとやってきてはお客を吐き出し、そしてまた乗船者を飲み込んで出船する、そんな中での渡船です。空いた右側の桟橋で、自船を舫って待機していてもすぐに水上バスがやってくる。舫いを解いて沖で待機。お客でごった返し、どこに引率のスタッフと親子がいるのやら、といった状況の中、渡船をスムーズに進めるため、かなりの緊張を強いられました。
さて、 鳥の島に渡った海浜清掃の人々は、トーゼン初めての上陸で、景色とその異空間ぶりにカンドーしていました。そして、流れ着いたさまざまなゴミとその多さにもビックリしていました。公園側の渚は常にきれいに保たれていますが、人の手が届かない対岸・孤島の渚の今を知ることになった皆々様、想いも複雑だったようです。
渡船のピストン搬送は、60分押して午後1時に無事に終了しました。今回の当会へのオーダーは、話が間際だったので、ピストン搬送のみの助っ人参加となりましたが、われわれも長く鳥の島の海浜清掃を行ってきましたし、今回の主催者と今後どうコラボし関わってゆけるか、検討したく思っています。
都漁連内湾釣漁協議会会長 丸 裕二
<写真>中央隅田漁協/田中屋:赤塚