都漁連内湾釣漁協議会

活動報告

HOME > 活動報告top > H21.10.13 漁業と食育
H21.10.13 東京湾の漁業と食育

内湾漁業の今を伝え、獲って料理して、美味しく食べてみよう!!

東京湾に一番くわしい小学校になってください!
 10月13日(火)、品川区立台場小学校で「東京湾漁業を学ぶ会」が開催されました。これは、東京湾内の漁師さんを講師に招き、江戸時代からつづく漁業の歴史や東京湾の環境について現場の声を聞くことによって東京湾から日本の未来を考えようというもので、台場小学校の4~5年生78人と保護者が参加しました。

 主催したのはウーマンズフォーラム魚(WFF・白石ユリ子代表:写真)。白石代表が都漁連内湾釣漁協議会にお願いし、同協議会の全面的なご協力を得て開催できました。当日は13人の漁師さんが前日に東京湾で獲れたスズキやアジ、キスやイシモチなどの江戸前の魚を持参して大集合! 大漁旗もはためき、まさに壮観です。廊下には「机の上の水族館」と名づけられ「いけすが用意され、アナゴやハゼ、メバルなどの魚が展示されると、こどもたちは順番に捕まえて、東京湾に生息する魚の感触を確かめていました。

 9時10分、いよいよ家庭科室で「学ぶ会」の始まりです。WFFの白石代表が「台場小学校は都内で東京湾に一番近い小学校です。今日をきっかけにして海の近くに住んでいる喜びに気づき、みなさんが東京湾に一番くわしい小学校になってください!」とあいさつしました。漁師さんの代表である丸裕二釣漁協議会会長からは昔と今の東京湾の環境の変化や、漁獲量のちがいなどの話がありました。
 講義のあとは、漁師さんがフッコの3枚おろしを実演。こどもたちは真剣な表情で包丁さばきを見学しました。そして、漁師さんの指導で、こどもたちがアジやキスなどの魚を実際に三枚におろし、昼食の準備に入りました。大騒ぎですが、こどもたちはみんな立派にさばきます。

 漁師さんや保護者が天ぷらやカルパッチョなどの料理をつくっている間、こどもたちはベランダへ移動し、投網漁やアナゴ漁など、東京湾の漁法を学び、実際に投網に挑戦するこどももいました。
 この日、漁師さんが指導しつくってくれたお魚料理は、江戸前の魚介類を使った天ぷらやカルパッチョ、アジのすり身のハンバーグ、アサリ汁。こどもたちは歓声をあげて東京湾の恵みを存分に味わいました、そして漁師さんにたくさんの質問をしました。そして最後にこどもたちから「これまで知らないことばかりだったけど、今日は東京の海のことをよく知ることができました。ありがとうございました」とお礼のあいさつ。丸裕二会長は「自然を大切に、海を汚さないようにしてください」と呼びかけ、会をしめくくりました。
                                (文:WFF事務局)

<主催>
WFF/ウーマンズフォーラム魚
<魚類採捕、調理~協力参加>
・都漁連内湾釣漁協議会(13名)
<漁業講義と調理実習場所>
・東京都品川区立台場小学校/小学3~4年生の児童と父兄
<報道>
・朝日新聞東京版、テレビ朝日

Copyright©2013 Turiryo