●東なぎさの自然豊かな環境を守るために

　今年で16年目を迎える葛西海浜公園東なぎさの海浜清掃。11月8日(火)の天気予報は雨でしたが、予報は外れ、うす曇りの中での開催でした。
　清掃に先立ち開会式が行われ、タイムスケジュールの確認、清掃活動時の注意事項が参加者に伝えられました。その後、参加者たちは渡船に乗りこみ東なぎさへ移動しました。
　上陸すると早速大量のゴミが参加者たちを出迎えます。これには皆々驚いた様子でしたが、それぞれゴミ袋を手に、ゴミの回収が始まりました。そしてあっという間にゴミ袋の山が出来上がりました。
　清掃終了後は植物・野鳥等の観察会が行われました。この間、当協議会渡船船舶が回収したゴミを対岸のゴミ回収場所に搬送しました。やはり多かったのがペットボトル、食品トレイなどのプラスチックゴミでした。

　ところで、この葛西海浜公園東なぎさは環境保全区域で、普段は立入禁止になっています。それに加え、この場所は陸続きになっていないため、人が立入ることは出来ませんから、定期的な清掃活動が必要なのです。東なぎさの自然豊かな環境を守り、10年20年先の世代へこの貴重な環境を残すためにも、当協議会はこの清掃活動を継続して参ります。
文・写真/中澤　充（佃島漁協/佃中澤)
写真/新倉 雅隆（中央隅田漁協/三浦屋）



<まとめ>
■主催：都漁連内湾釣漁協議会
・渡船・作業船：8隻　
・作業時間：9時～12時
■一般参加：日本野鳥の会東京支部、江戸川クリーンエイド
■収集ゴミ：ゴミ袋45リットル52袋
■協力：江戸川区、江戸川清掃事務所、東京湾水辺ライン
　東京港埠頭公社公園事業部東部公園管理事務所