H29.6.27 漁業研修「簀立(すだて)漁」in 木更津・盤洲
●魚を追い詰める楽しさ!
道具は小さなたも網。
獲り手は30人強、土俵は盤洲の浅瀬!! 5メートル四方のリングの中、バトルロワイヤルの始まりだ。
いい大人が本気で魚を追いかけ、たも網を振るう。
魚を取り逃がし、みな本気で悔しがる。そして数人ずつのチームになり、魚を追い詰める。自然って楽しいな、海ってすごいな、簀立ってこんなに夢中になれるんだ!
次は子供と一緒に来たい、友達家族と騒ぎたい。そんな思いが駆け巡った。先人たちの知恵が今でも残り、楽しめ、体験できる場所、盤洲!!
またぜひ遊びに来たいと本気で思った。
文:深川 冨士見 北島 純
●われわれの事業のスキルアップの一助に!
平成29年度の漁業研修は「簀立て漁」を実施しました。
この簀立て漁は、昭和30年代まで東京湾奥の船宿でも行われていました。
しかし、高度経済成長期の水質悪化や埋立地の造成・開発とともに衰退の一途をたどり、東京での簀立て漁はなくなり、
内湾においては千葉のごく一部でしか体験できません。今回の研修は、この貴重な機会を通し、先人たちが行っていた漁法を若手会員たちに経験させるべく、開催する運びとなりました。
潮汐の関係で、漁場に滞在する時間に余裕があったため、投網、腰巻漁の研修も実施しました。これらの研修を通じ、会員のスキルアップ、および今後の漁業、遊漁船事業、屋形船事業の発展、繁栄へつながることを期待いたします。
なお、今回の研修にあたり「木更津 網元つぼや」さんには多大なるご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。
文:都漁連内湾釣漁協議会・会長 小島 一幸
<まとめ>
参加者:32名
協力:木更津 網元つぼや
写真:事務局長兼会計・中澤 充(佃中澤) 事務局・新倉 雅隆(三浦屋)